沖縄県では平均寿命が他県より短くなり、生活習慣病で悩む方がおおく、
肥満、糖尿も増えてきています。
その改善の一つには、食生活を変えていく食養生が大切になってきます。
今回は体質に合わせたおすすめの食べ物を中心に紹介していきますね!
食養生とは?
当院では鍼灸治療がメインですが食事のお話をさせて頂くことも多いです。
栄養面の話ももちろんですが、東洋医学では「医食同源」という考え方があります。
食は医療の根本であり、食べるものが体、心の健康を保つという事です。
食養生というのは季節や自分の体調に合わせて、食材をとることで薬に頼らず体調を整えていくこと、病気になりにくい体にしていくという考え方です。
体質別におすすめの食べ物をご紹介
「気滞(きたい)」体質(全身のエネルギーがうまく流れていないタイプ)
☆イライラしやすい、気分に波がある、喉につまりがある
ストレスがある方、つい頑張りすぎてしまう方に多いです。
おススメなのは柑橘類、あさり、ミント、イカ、パクチー、レタス、しそ、さんぴん茶
流れを良くするために運動もおススメです。
「気虚(ききょ)」体質(全身のエネルギーが足りていないタイプ)
☆疲れやすい、やる気がでない、胃腸が弱い、体が冷えやすい、虚弱体質
おススメなのは米(可能であれば玄米)、豆類、芋、キノコ、みそ汁、鮭、たこ、肉類
エネルギーが足りていないので体力を使いすぎないこともポイントです。
☆眠りが浅い、寝付きづらい、動悸、不安感がある、肌、髪が乾燥している
「血虚(けっきょ)」体質(血が少ないタイプ)
☆眠りが浅い、寝付きづらい、動悸、不安感がある、肌、髪が乾燥している
おススメなのはレバー、お肉類、牡蠣、卵、赤い食べ物(トマト、ニンジンなど)、色の濃い食べ物(黒豆、黒ゴマなど)、
睡眠中に血が作られるので睡眠不足も気をつけたいところです。
「瘀血(おけつ)」体質(血の巡りが悪いタイプ)
☆ひどい生理痛がある、あざができやすい、肌が黒ずみ、かさつく、慢性的な肩こり、頭痛
おススメなのはねぎ、玉ねぎ、ラッキョウ、青魚、納豆、黒キクラゲ、ニンニク
血をサラサラにしていきたいので湯船につかり体を温めるのも効果的です。
「湿痰(しつたん)」体質(水分代謝が悪いタイプ)
☆雨の日に体調が悪くなる、むくみやすい、体が重だるい、めまい、吐き気
おススメなのは、海藻類、キノコ、ゴボウ、もやし、ゴーヤー、大根
甘いもの、脂っこいもの、お酒は控えめに
体質にあわせた理想の体にするには?
東洋医学では病院の検査で異常がなくても、
現在の症状から、体の状態を把握することが出来ます。
体の理想としては全身のエネルギー、血、水分代謝がうまく流れていることです。
つまり食、睡眠、排泄、精神安定が良い状態で保たれていくことです。
今回は食に関してのご紹介ですが、
さらに鍼灸治療を加え巡りの良い体にしていくのもおすすめです。
心地治療院本院、凪ぎのひではお一人お一人の体質を診ていきますので、ご自分でもどのタイプ(体質)か知ることが出来ます。
体質によっての普段の生活の過ごし方や、食生活もご提案させていただきます。