夏こそ鍼灸で冷え性取りを(第1回)

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はじめに

梅雨も明けて、夏がやってきましたね!

むわっとした湿気が気になって、皆さん職場やお家でクーラーをつけたままにしていると思います。

冷えというと冬をイメージしますが、夏にはこの「クーラー冷え」という隠れた冷えが起こります。

夏は薄着に素足でいる事が多いので、身体全体をまんべんなく冷やしてしまいます。

暑いのでお風呂をサッとシャワーで済ませてしまい、なかなか冷えた体は温まりません。

そのうえ冷たい飲み物をゴクッと飲み、クーラーの効いた部屋で素足で寝てしまう・・・

この冷えの悪循環、思い当たる節ありませんか?

そもそも冷えを自覚している方は少ないように感じます。

手足が冷たくて冷えを自覚している方はいると思いますが、

意外にも多いのが内臓が冷えてしまっている「内臓冷え性」です。

この「内臓冷え性」は手足がほてっている場合が多いので、なかなか自覚しにくいものです。

お腹に手を当ててみてください。

他の皮膚よりもお腹まわりを冷たく感じたら「内臓冷え性」の証拠です。

内臓が冷えると胃腸の機能が落ちて便秘や下痢が続いたり、ちょっと食欲が落ちたり、身体に水分が溜まってしまい、なんとなーく重だるく感じたりします。

夏バテの症状にも似ているので、夏バテだと思っていたものが実は「内臓冷え性」による悪事だった!なんて事もあります。

この時期によくみられる「クーラー冷え」への簡単にできる冷え取り方法を何回かに分けてご紹介したいと思います。

クーラー冷え取り方法その➀

今回ご紹介するのは一番手軽に意識するだけで出来るものです。

それは・・・

「朝一番に温かいお湯をゆっくり飲むこと!」

出来ればすべての飲み物を温かいものに切り替えたいところですが、夏は冷たい飲み物を飲みたくなりますよね。

そこでおススメがこの「朝白湯(あささゆ)」です!

白湯とは、一回沸騰させたお湯を少しの間置いておき40~50度になったものをいいます。

この白湯を朝起きてすぐに10分ほどかけてゆっくり飲みましょう。

ポイントは「ゆっくり」飲むことです!

朝は胃腸が冷えて消化力が落ちているので、一気に飲むと胃液が薄まり、逆に消化を妨げるので要注意です。

「お湯が健康に良い」というのはもともとインドの伝統医療であるアーユルヴェーダの考え方です。

その中で、飲みすぎは腎臓に負担をかけるとされているので飲みすぎには要注意。

一日700~800mlを目安に飲む事をおススメします。

朝白湯を続けていると、だんだん体調によってお湯の味が変化していきます。

今日は甘いな~とか、今日は苦いな~なんて、自分の味覚を感じながら飲んでみるのも面白いですね。

おわりに

冷えを取ることで長年悩んでいた身体の不調が改善されることもあります。

楽しみながら冷え取りをして、身体も心も元気になれたら最高ですね!

今回は夏の冷え取り法その➀ということで、一番簡単に取り入れられるものを選んでみたので気軽にお試しを!

この夏はクーラー冷えに負けない身体づくりをしていきましょう!

次回もお楽しみに~♪

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