美容鍼による「頬のたるみ」の施術例
今回は、女性の悩みで一番多いといってもよい「頬のたるみ」の症例をお伝えしていきますね。
この方は、その他にほうれい線、目のクマ、毛穴の開き、くすみの症状もありました。
特にお顔の右半分に症状が強く出ていました。
<これまでの経過>
乾燥肌、手足が冷える、寝起き、日中のだるさ、就寝時間が遅く、
睡眠時間が短い、子育てのストレスあり、4日に1回便秘、
スマホを長い時間使用している。
<鍼灸院からみた体の状態>
スマホを長い時間使用しているとのことから、目の疲れ、
顔の筋肉をあまり動かさないことからの顔の筋肉の緊張がある可能性が高い。
就寝の際に右側をして寝ていることが多いため、たるみにつながっている可能性もある。
就寝時間が遅く、睡眠時間も短いために体の休息が十分にとれておらず、
ストレスにより、自律神経も乱れているため、血行不良にも繋がり、
結果 →目のクマ、くすみが発症していると考えました。
<施術方針>
脈、舌、お腹を診て、体に体質に合う治療をし、症状に合わせて顔にも鍼をしていく。
目の疲れをとる、お顔全体の筋肉の柔らかさを取り戻す顔の治療を中心に自律神経を整える、
血行を良くする治療をしていく。
<施術内容>
初診
脈、舌、お腹から胃、脾を補うツボを選択。
お腹の硬結からストレスを流すツボも追加。
全体的な顔の引き上げ効果、ストレスを流すため頭のツボも。
顔は気になるところを中心に、特に気になる右側から鍼を引き上げるように
鍼をしていく。
2回目
初診の治療後二重あごの引き締まりを感じたとのこと
ほうれい線の部分を数本多めに鍼をする
3回目
以前より疲れがあるようで、足の冷えも気になる
肌へ化粧水が浸透しやすくなっているとのこと
足の冷えも診られたため鍼に加えて、お灸も足す
足湯やシャワーで足元を温めてもらうよう伝える
4回目
今回から頭にも鍼をプラスする
セルフケアとしてほうれい線の部分を舌で押す、頬をふくらませるようにアドバイス。
前回治療後は疲れにくく、目の疲れもとれ楽しく過ごせたとのこと。
5回目
子育てのことで疲れ、ストレスがあったため、ストレスを流す治療も加える
就寝時間が遅くなり疲れも取れないため足へのお灸を追加する
顔は引き上げるように鍼をする
6回目
顔は引き上げるように打つ、頬骨まわりを重点的に打つ
7回目
起床後スッキリしないため
疲れに関わる足のツボを使う
就寝時間は早くなっているとのこと
全体的の顔の引き上げ、リラックスできるように側頭筋、前頭筋への鍼も加える
治療後、顔全体の引き締まり、左側のほうれい線が少し薄くなる
8回目
血流を良くする治療をしていく
ここ数日就寝時間遅くなっている
顔はたるみを上げるように打つ
治療後くすみが取れ、フェイスラインの引き上がり、少し目の開きが良くなる
9回目
2日前に頭痛があった
前回と同じ治療をする
10回目
前回と同じ治療をする
顔周りの鍼を多めに追加
11回目
寝ているときに顎に力が入っているとのことで
側頭筋に2本鍼を追加する
12回目
寝不足、腰痛あり
顔に加えて腰の治療も
顔は前回と同じ治療
13回目
疲れ、寝不足、足だるさ
顔の治療に加えて、足のツボも治療をする
顔引き上がるように打つ
13回目で一定の効果がみられたので施術を終了
<施術後の考察>
一番気になっていた右側のたるみ、ほうれい線が完全になくなることは
今回の回数、期間では完全に消えることはなかったが、
初回よりもたるみが取れ、顔が引き上がった、
ほうれい線が薄くなる、くすみがなくなる、リフトアップ、目の疲れが取れやすくなる、化粧水の浸透しやすさなどがみられた。
さらに回数を重ねることで、効果が上がるかと思われる。
<施術回数・頻度・期間>
基本1週間に1回
4ヶ月間で13回治療
<セルフケア>
睡眠をしっかりとってもらう
舌でのしわ押しマッサージをしてもらう
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