整動鍼について
筋肉の動き、連動を整え、安定させることが目的の鍼治療になります。
人は体を動かす時に一つの筋肉が動くだけではありません。
一度にいくつもの筋肉、骨、靭帯が適度に緊張し引っ張り合いをして、
総合的に複雑な動きをしています。
<整動協会の動画も参考にしてください>
もちろん緊張している筋肉に対して直接鍼をすることもありますが
緊張している部分を引っ張りバランスをとっている箇所に鍼をするのが整動鍼です。
上に痛みがあるときは下に
下に痛みがあるときは上に、
上下の関節の関係性、身体の中心となっているところに
鍼をしていきます。
そして鍼をして、筋肉の過緊張をとると、
それにくっついている骨も動きやすくなります。
整動鍼(鍼灸)の得意なこと
本当の強みは内臓・自律神経
もちろん凝りや痛みなど、筋肉に関係する症状は得意ですが、
実は内臓自律神経にはとても関連が深いのです。
例えば、背中の痛みや張りは内臓の疲れが影響しあっていることが多くあり、
内臓の調子が悪くなるとお腹、背中に筋肉の緊張が見られます。
内臓の反応が背中のツボとして表れます。
背中のツボに刺激することで、内臓の不調をなおしていくという仕組みなのです。
整動鍼では、筋肉を緩めること、内臓へのアプローチ、両方の治療をしていくことができます。
体のどこに鍼をうつ?
本来体とは痛みのある局所に鍼を打てば、症状が落ち着くものではありません。
原因は他にあることが多いのです。
使う箇所としては痛みの部分に関連する
手、足、首、肩、背中、腰、臀部があり、
全身に施術していきます。
※全身を全部うつというわけではありません。悪いところに関連する箇所を選んでポイントを施術します。
使用する鍼は?
使う鍼は0.14ミリから0.20ミリの髪の毛ぐらいの細さの鍼を使用します。
首、背中、手、足は、0.5ミリ〜1センチほど、
筋肉の厚い臀部などは2センチほど刺しますが、
鍼の響きという独特の感覚はでることがありますが、
痛みをできるだけ感じないように施術していきますので安心ください。
どういう症状に対応しているか
<運動器系>
五十肩、股関節痛、膝痛、手首、腕の痛み、重さ、しびれ、
バネ指、足の筋肉痛、痺れ、腰痛、腸脛靭帯炎、腰が丸まり伸ばせない
肩コリ、首、背中の痛み、ハリ感、寝違え
<婦人系>
PMS月経前症候群、排卵痛、月経痛、逆子、悪阻
<自律神経系>
動悸、不安、頭痛、めまい、耳鳴り
胃腸障害(腹痛、下痢、便秘)
食欲低下、嘔吐、よだれ、げっぷ過多、逆流性食道炎、消化不良
梅核気(喉の違和感、梅干しのタネが喉に詰まっているような)
喉のつまり、声を出しづらい、呼吸がしずらい
歯ぎしり、食いしばり、顎関節症、浮腫、水分代謝トラブル
などが適応する症状になります。
ここに記載されていない症状にも対応できることがありますのでご相談ください。