たるみ(マリオネットライン、フェイスライン)の施術例
今回は、年を重ねると気になってくるたるみからくるマリオネットラインやフェイスラインの症例です。
この方はその他に、シミ・くすみも気になっていました。
マリオネットラインとはほうれい線を含む、唇の端からアゴにかけて伸びるシワのラインのことです。
マリオネットラインに深く関わるのは「口輪筋」「広頚筋」「口角下制筋」の三つ。
<これまでの経過>
60代に入ってもパートでお仕事を続けており、
慢性的に、首肩コリ、頭痛、腰痛を感じていました。
その体への負担と美容へのケアを怠っており、
毎日鏡を見るたびに、ほうれい線が気になっていた。
<鍼灸院からみた体の状態>
体質的に乾燥肌、ストレスのため、体は交感神経優位になり全身に血流が巡りにくい状態
老化による太もも内転筋の低下もあり、ほうれい線と関係あることからこのあたりも見逃せない所見。
<施術方針>
ストレスを流しリラックスできるようにする
全身の血液の巡りを良くしていく
<施術内容>
初診1回目
気になる顔の部分を中心に引き上げるように施術
目の下に貼るタイプの鍼も使用していく
プラスして頭、手足のツボを使いストレスを流し全身の巡りを良くする
2回目
前回の治療後、化粧水の染み込みが良くなる
頬の硬さが気になる
前回と同様の治療
3〜11回目まで同様の治療をする
5回目
目の開きがよくなり、顔が引き上がる。
フェイスラインの左右差が気にならなくなる
肌のハリ感も良い
9回目
さらに目の開きが良くなり
目の開きの左右差が気にならなくなる
10回目
前回からの目の開きも安定し、頬のハリ感つやも良い
顎のたるみもスッキリ
マリオネットラインも薄くなっていると感じた
11回目
顔のお肌の状態が安定しているので
今後はメンテナンスとして来院してもらう
<施術後の考察>
施術後は、体全体がスッキリ軽くなりましたと。
体の凝り、手足の冷えが気にならなくなり、全身ポカポカ温かくなったとのこと。
治療の2日後から顔の肌がもちもちになるのを実感する。
美容鍼の施術とは、全身の施術もしますので、凝りや自律神経の改善がみられ、
まずは体の状態が落ち着いたのが良かった。
またお悩みのマリオネットラインもフェイスラインも変化を自分自身でもかなり実感してもらえたことは良かった。
<施術回数・頻度・期間>
11回・週1回・3ヶ月
<自宅セルフケア>
口輪筋、広頚筋、口角下制筋のトレーニングおよびマッサージ
猫背予防 姿勢指導
肩周り、肩甲骨のストレッチをしてもらう
太もも内転筋の強化